探Q(総合的な学習の時間)義農味噌株式会社の田中社長にお話を伺いました
2019年6月19日 10時34分
「地元のリーダーから学ぶリーダーシップとマネジメント」講座です。
今日は、松前町永田にある義農味噌を訪問し、義農味噌株式会社の代表取締役社長 田中 正志 様にお話を伺いました。
きれいに清掃され、衛生環境の整った社屋の一室で、お話を伺いました。
社員をまとめる時に意識されていることや、採用や人材育成、これからの目標など様々なことをお聞きしましたが、考えられているそのすべてが経営理念や基本方針に基づかれており、一貫した取組が印象に残りました。
創業から60年以上営業できている秘訣が、松前町のきれいで豊富な水、安心・安全でおいしい麦みそづくりへのこだわり、そしてそのこだわりを実現する社員がいるからだということも分かりました。
経営理念を理解してもらうために粘り強く話す、能力よりも「感謝 謙虚 素直」といった人柄を大切にしている、勝手に盗めでは人は育たない、自分がやるとスピードは出るが社員が育たないので徹底して「待つ」「任せる」など一つ一つの言葉には重みがあり、大変多くの学びを得ることができました。
まさに、リーダーシップやマネジメントの視点から考えても非常に有意義な時間となりました。
お忙しい中、貴重な時間を割いてくださりありがとうございました。
○ 生徒の感想
義農味噌の田中様にお話を伺って、人とコミュニケーションをとる時に、互いに相手の立場や気持ちを考えることが大切だと学びました。社員の方々とも合宿に行ったり、出産祝いにもかけつけたりされていることを知り、社員の方々とも協力して愛媛の郷土の味である麦みそを受け継いでいることが分かりました。
田中様が何より社員の方、お客様への思いを大切にされていることがとても分かりました。リーダーになるためには、相手のことを考えること、相手に粘り強く教えることなど、とにかく相手のことを考えたり、思ったりされていることが伝わりました。
義農味噌はお金よりも社員を大切にしているということが分かりました。ブラザー制やシスター制を取り入れるなど人材育成に力を入れていることがすばらしいと思いました。「売る商品ではなく、自分が食べるものを創れ」という基本方針の下、みそを作ることに本気で取り組み、お客様が満足していただけるように社員みんなで考えていてすごいなと感じました。お話を伺ってリーダーシップの大切さ、社員との協力の大切さを学ぶことができてよかったです。この経験をこれからの人生に生かしていきたいです。