音楽、美術、書道の3専攻から一つ専攻を選択し、それぞれの専門科目を通して、豊かな感性や確かな技術、最新の知識を習得、芸術系大学への進学を目指す学科です。
それぞれの専攻で、少人数、マンツーマンによる専門的な指導を受けることができ、1年次から大学進学や将来を見通した実践的な教育を受けることができます。
音楽、美術、書道の3専攻から一つ専攻を選択し、それぞれの専門科目を通して、豊かな感性や確かな技術、最新の知識を習得、芸術系大学への進学を目指す学科です。
それぞれの専攻で、少人数、マンツーマンによる専門的な指導を受けることができ、1年次から大学進学や将来を見通した実践的な教育を受けることができます。
1年次から音楽、美術、書道の3専攻から専攻を選択し、専門教育を受けられる点が大きく異なります。
これまでの伊予高校の芸術クリエーションコースは1年次に共通科目を履修し、2年次から希望者に芸術専門科目を行っていました。
新しく設置される芸術科は、1年次から芸術専門科目を履修するため、早い時期から専門教育を受けることができるため、芸術系大学進学に対応しやすいというメリットがあります。
受検時に音楽、美術、書道の中から一つを選択します。
入学後、専攻を変更することはできません。
入学前に、自分が音楽、美術、書道のどの専攻を選択するか、そもそも芸術科のカリキュラムにあっているかについて考えてもらうための実技講習会や芸術科説明会を数多く設定しています。ぜひ御参加ください。
芸術科として3専攻がまとめてガイダンスをしたり、研修※や成果発表会などを行ったりして、専攻の垣根を越えて幅広い感性を磨く機会があることが、美術科や音楽科と違います。
そのため、音楽科、美術科といった専門学科以上に、幅広い視野から技術や感性を高めていくことができる特色があります。
※プレ事業では、芸術クリエーションコース選択生でミウラート・ヴィレッジに鑑賞に行き、音楽、美術、書道の垣根を越えた学びを深めました。
芸術クリエーションコース生徒がミウラートヴィレッジで鑑賞授業を行いました(芸術科設置に係るプレ事業) ←本校ホームページの該当ページにジャンプします。
専門として「楽器」と「歌」の2つがあります。
「楽器」は、ピアノ・弦楽器・管楽器・打楽器等になります。「歌」は声楽と呼ばれるクラシカルなものになります。
専門を中心に学んでいきます。その他に、音楽の成り立ちを理解していく「音楽理論」、自分の音感を鍛えていく「ソルフェージュ(視唱・聴音)」、演奏表現方法を学ぶ「演奏研究」、音楽の歴史を学習する「音楽史」、作曲家や様々な作品を理解する「鑑賞研究」があります。
また専門とは別に楽器・歌を学んでいく授業もあります。
音楽系大学や専門学校へ進学を考えている方には充実した学びが得られます。
保育系への進学を考えている方にも適していて、仕事を始めた時に必要な「ピアノ」や「歌唱」の高い技術を高校時代に学ぶことができます。
「音楽系進学」「保育系進学」ではない方でも音楽が好きで音楽を通して自己成長を図っていきたいと考えている方も音楽専攻で学んでいただけます。
3年間を通して「再現力」「鑑賞力」「深化力」の3つの力を磨きます。
書は二次元の芸術ですが、その再現・表現には筆を立体的に用いる動きが不可欠です。また、その習得において作品の美しさを言語化したり分析したりする技術が有効です。
さらに、書の起源や発展の歴史的背景、手紙や紙幣など表現媒体などの文化的な視点は、書をより深みのあるものにします。
3つの力を身に付けるために、
1年生では「再現力」の習得に重点を当て、「漢字」「仮名」「漢字仮名交じり」の書を制作します。
2年次には、「鑑賞力」に焦点を当て、芸術作品を理論的に分析し、感覚的に味わうことができるよう、作品の鑑賞にも力を入れます。
3年次には、書道史を学ぶとともに、書を装飾する表具や表装などについても学び、3年間の集大成である卒業制作をより魅力的なものにします。
このカリキュラムで学ぶと、大学で書道を専攻する際に求められる確かな実力だけでなく、学問を探究したりビジネスで活躍したりするのに必須である「言語化」や「自己内省」ができる技術も身に付けられます。
したがって卒業後は、「芸術系大学」だけでなく、人文・経済・経営学などを学ぶ「四年制大学」「専門学校」などに進学しても、その学びを広げられます。
1年次に基礎を学び、2年次から専門の内容を深めていきます。
たとえば「素描」ではおもにデッサンをしますが、1年次には基本的なものの見方や鉛筆・木炭の使い方、表現の仕方を、2年次には各自が深めたい分野に合わせた表現方法を学びます。
1年次では美術の基礎となる知識・技術や考え方、表現力を広く身に付けながら、自分に合った分野、深く学びたい分野を模索します。
2・3年次の「表現探究」「表現研究」では、油彩、水彩、彫刻、デザイン、映像メディア等、各自が研究したい分野に分かれ、技法の研究や大作などに取り組みます。
基本的には一つの分野を研究しますが、分野を超えた研究、制作も可能です。実技科目以外にも「美術史」「鑑賞研究」「美術概論」など、歴史や理論も学びます。
美術系の大学や専門学校への進学を考えている人には最適な学びが得られます。
それ以外の進路を考えている人にとっても、美術を通したものの見方、考え方を通して、社会に出てからも必要とされる豊かな発想力が身に付く内容です。
芸術クリエーションコースで使用していた芸術教室6教室、7名の教員に加え、新たに、音楽専攻が利用するレッスン室や芸術教室を3教室整備しています。
芸術科の設置に向けて、芸術科の教員も増員される見通しです。
また、大学等とも連携しながら、一層の専門教育を受けられるための準備を進めています。