【探Q】3月13日「地域のリーダーに学ぶリーダーシップとマネジメント」講座
2021年3月31日 15時05分「地域のリーダーに学ぶリーダーシップとマネジメント」講座です。
3月13日(土)、松前総合文化センターで「後期探Q成果発表会」を行いました。
2時間の成果発表会の最後を任されたこともあり、三つのチャレンジをしました。
一つ目は、活動のすべてを伝えないことです。
半年をかけて多くのことに取り組み、多くのことを学んできました。しかし、その活動や学びのすべてを発表時間の7分間に詰め込むと、羅列的にプレゼンテーションを行うことになってしまい聞き手が飽きてしまうと考え、重要なことをコンパクトに伝えることを意識しました。
二つ目は、英語で発表することです。
大学等へ進学するためにも、企業への就職を目指すためにも、学びをより多様にするためにも、英語は重要なツールになると考えています。そこで、成果発表会をよい機会に、自分たちの学びを英語で伝えることに挑戦しました。ただ、7分すべての時間を英語で伝えることはハードルが高いと考えたため、全7分を英語2分+日本語5分に区切って全体のアブストラクトを英語で行いました。
三つ目は、全体で伊予高の現状を理解することです。
日本語のプレゼンテーションのスタートに「0.49」という数字を使いました。来年度の伊予高校の入学定員に対する志願者の割合です。一部の人だけが問題意識を持ったとしても、この現状を解決することはできません。伊予高校の抱える志願者減という課題を全員が理解し、一人一人が志願者増という課題解決に取り組むという一連の流れは、「リーダーシップやマネジメント」に通じると考えています。
成果発表会を終えて、三つのチャレンジを乗り越え、プレゼンテーションをやりきることができたことが大きな成果だったと思います。私たちの活動を学校の一つのブランドに高めていくためにも、これからも成長できるよう積み重ねを大切にしたいです。
【生徒の振り返り】
○ 普段の体育館での発表とは違い、今回の探Q成果発表会は松前総合文化センターでの開催でした。いつもとは違った感覚を経験することができとても新鮮でした。私たちの講座は発表の順番が一番最後だったのですが、他の講座の素晴らしい発表を聞いていて、私たちも今までの成果をしっかり発表し伝えたいことを伝えよう!!と同時に気合いも入っていました。
本番では5人で協力し、今までの成果と伝えたいことをしっかり発表することができました。その中で、現在伊予高校の生徒数が減少していることを数字とし、表しました。皆分かっていたことではありましたが、数字として全体に提示することで危機感を伊予高生全体で共有でき、私たちの学校は私たちで守らないといけないということを伝えることができました。また、初めての英語での発表も経験することができ楽しかったです。私たちの講座の目標、課題でもある「松前町には素晴らしい企業とリーダーがたくさんいる」ということを伝えることができました。
この活動が、これからの松前町そして伊予高校の未来を更により良くしていくことだと信じ、今後も松前町との色々な縁を大切にし活動していきたいと改めて感じました。そして、このような素晴らしい松前町のリーダーの皆様方に出会い多くのことを学べていることに感謝を忘れないようにしたいです。この探Q成果発表会での経験を第一歩とし、これからの活動に生かしていきます!!
○ 私は初めて探Qの成果発表会で発表者という立場になり、また普段とは違ったステージの上ということもあって、とても緊張感を感じました。私たちの講座では、松前町の企業の方々から会社のことだけでなく、松前町への思いや今の私たちに向けた御言葉をたくさんいただきました。発表会では、活動内容だけでなく、その中で自分たちが松前町を客観的に見つめて、何を学んだか、など一人一人が考えを深めたことを発表することができたと思います。私は今回、初めて成果発表で発表者という立場になり、緊張していましたが、英語での発表だったり、いつもと違うステージでの発表で貴重な体験となりました。今、愛媛県でも地元の企業のことをあまり知らないということで、地元で就職する人が少なくなっているという現状があります。だからこそ、私たちがこの講座を通して、企業と中高生をつなぐ仲介役となれるよう、学んだことを多くの人に伝えていきたいです。