「地域のリーダーに学ぶリーダーシップとマネジメント」講座⑥
2022年1月31日 17時34分
7月6日は、松山大学経営学部 柴田 好則 准教授によるオンライン講義です。
柴田先生による出張講義は、昨年に続いて2回目になります。継続して、活動へのアドバイスをいただけることに感謝の気持ちでいっぱいです。
そもそも「経営とは」という言葉の定義からスタートして、経営分析を行う視点として、価値分析、現状分析、競合分析の三つの視点について解説をいただきました。
「分析のフレームワークを使ったとしても、それで全てが整理されるわけではなく、むしろ見過ごしてしまう可能性があるのではないか?」というある生徒の質問に対して、「むしろ見過ごさないために、分析のフレームワークを用いる。分析したり、整理したりするとしても、視点がなければ気付くことができない」と教えていただきました。今回教えていただいた三つの分析視点を活用して聞き取り企業やリーダーの思いを整理し、より効果的な研究になるように取り組んでいきたいです。
最後に、松前町の『探求』だけでなく、『提案』してほしい」と、私たちの活動への課題を与えていただきました。これら活動を支えていただいている方々からの期待に応えていきたいです。
【生徒の振り返り】
○ 今回は松山大学の柴田好則先生にオンラインで講義をしていただきました。自分は去年と今回で計2回目でした。前回はリーダーシップとマネジメント、客観性について講義していただきましたが、今回は分析の方法について講義していただきました。まず経営に関して導入から始まって、そして分析という流れで説明していただきましたが、とても共感できたというか、すごく分かりやすく頭の中でイメージしながら講義を聞くことができました。三つの分析の視点の中で、自分が特に有効だなと感じたのは、現状分析のSWOT分析で、たしかにこういう分析方法はごく一般的にあるというのは周知の事実だと思うのですが、普段分析をする時に、一つ一つ丁寧に項目を埋めていくような感覚で今まで分析を行っていました。ですが、このSWOT分析はもちろん一つ一つ項目を埋めていくこともできますが、機会×強み、脅威×弱みといった組み合わせも面白いなと思いました。
今まで、これって大体こういうことだろうとかと、価値観を固定化してしまう傾向にあったのですが、今回の講義はその価値観を流動化してくれるかのような新しい視点で物事を見ることができるようになったような気がします。2回目にはなりますが、貴重なお話をしていただきありがとうございました。今回聞いたことを十分に生かして、今後の活動につなげていきたいと思います。
○ 今日は、2回目となる柴田先生の講義でした。前回は「リーダーシップとマネジメント」についてのお話をしていただきましたが、今回は経営についてと、経営分析の三つを中心に話をしていただきました。経営とはずばり価値ある製品・サービスを通じて、私たちの豊かな生活を支える営みのことだと教えていただきました。では、価値とは何なのかということで、価値とは私たちの願望、不満、問題を解消してくれるもの、と教えていただき価値に関するexerciseを3問しました。この話やexerciseを通して私が学んだことは、普段何不自由なく生活ができていることも、様々な経営があるからこそ成り立っており、そこに私たちの不満や問題を解消してくれる価値が存在しているからだ、と当たり前のことですが改めて実感しました。また、SWOT分析という強み・弱み・脅威・機会の四つから分析していく方法を教えていただいたので、これから活用していきたいです。 企業もそうですが、自分たちの講座にも当てはめて、改めて自分たちの講座を見直したいと思いました。
今回柴田先生に、価値分析・現状分析・競合分析の三つを教えていただいたので、早速これを活用し、各企業の分析や考察をしたいと思います。本日はお忙しい中貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。