本校は、県立学校振興計画に基づいて、令和8年度より理数情報科を設置いたします。
デジタル人材育成に取り組む学部・学科等を有する県内4大学(国立大学法人愛媛大学、学校法人河原学園人間環境大学、松山東雲女子大学、学校法人松山大学)等と連携し、愛媛の将来を担うデジタル情報人材の育成に取り組みます。
本体験会では、理数情報科の学びの特色を実感するとともに、進路選択への理解を深めてもらうことを目的に、次の4つのプログラムを行いました。

理数情報科の特色・概要説明、入試に関する説明
はじめに、理数情報科の特色や概要について説明しました。
本校の理数情報科は、県内初の情報科として、実践的な学びを重視した専門学科でありながら、大学進学にも対応できる教育課程が整えられていることが大きな特徴です。
参加した中学生や保護者は、専門的な学びと進学の両立について具体的なイメージをもってもらうことができたと思います。

人間環境大学 渡辺先生による特別授業-「Mikancraft」で学ぶプログラミング
続いて、人間環境大学 総合環境学部 環境情報学科の渡辺 謙先生を特別講師にお迎えし、「Mikancraft」を活用したプログラミング講座を実施しました。
学科長の請園 正敏先生からは、大学・学科の特色についてお話していただきました。
参加した中学生は実際に操作しながらプログラミングを体験し、「楽しかった」「面白かった」といった声が聞かれ、プログラミングには世界を動かす力があることを実感できる学びの時間となりました。


伊予高教員による体験授業「プログラミングを体験してみよう」
本校教員による体験授業では、Pythonを用いたプログラミングに挑戦しました。
テーマは「絶対に勝てるじゃんけんゲームをつくろう」で、楽しみながらプログラムの仕組みを理解できる内容です。
プログラムを一つずつ組み立てていく中で、論理的に考えることの大切さや、試行錯誤しながら完成させる面白さを体験することができました。

補助生徒として運営に関わってくれた伊予高生も大活躍でした!
理数情報科 練習問題解説講座/ 一般入学者選抜 合否を分けるこの一題(数学)
最後に、理数情報科の学びにつながる練習問題解説講座、一般入学者選抜において合否を分ける一題(数学)の選択講座を受けていただきました。
本校の教員が考え方のポイントや解法の工夫を丁寧に解説し、今後の学習や受検に向けた見通しをもつ機会となりました。

今回の体験会を通して、参加した中学生とその保護者の方に、理数情報科での学びの魅力や、情報・数学を学ぶ意義を具体的に感じてもらうことができたと思います。
加えて、情報や数学に対する苦手意識があったのしても、演習や実習などの実践的な学びを通して、よりよく理解していくことができるプログラムであることも実感していただくことができました。
本校では、今後も大学や地域と連携しながら、愛媛の将来を担うデジタル情報人材の育成に力を尽くしてまいります。