本校は、県立学校振興計画に基づいて、令和8年度より普通科・芸術科に教員養成コースを設置いたします。
愛媛大学教職大学院や教育学部等と連携し、愛媛の教育の将来を担う人材育成に取り組みます。
6月6日(金)
今年度、教員養成コースプレ事業に参加したい意欲のある生徒30名を対象に、教育体験事前指導を行いました。
講師は、愛媛大学教育学部・安部利之先生(実習委員長)です。

愛媛大学で実施している教育実習の事前指導をベースに、本校の教員養成コースプレ事業で実施する教育体験に向けた心構えや事前準備、注意事項を御教授いただきました。

教育体験事前指導は、今後も愛媛大学と連携して実施し、
伊予高校教員養成コース、愛媛大学教育学部、愛媛大学教職大学院との学びの接続を意識した取組を行います。
☆☆事前指導を終えた生徒の振り返り☆☆
- 前回の教育実習の反省の自分の中で考えながら受けました。教育実習生という立場でも児童や生徒の立場から見ると先生であったり、担当している先生によって個人差が出たりなど関わる人によって周りに及ぼす影響について学んだので、実習に行った時には子供たちに良い影響を与えられるように、そして私自身にも良い影響・経験が得られるような実習にしたいと思いました。
子供たちの反応を見ながら少しでも来てくれてよかった、楽しかったと思ってもらえるような行動を心がけようと思います。自分の進路実現につながるように、積極的に先生方に質問していく勇気を持ちたいと思いました。(高3)
- 初めてこのような講義を受けて、もっと早くからいろんな講義に参加しておくべきだったと思いました。実際に愛媛大学で行っている実習の形態や、実体験を聞いて、実習にも観察実習や連携校実習があったり、プライベートに関するトラブルがよく起こること、体調管理がすごく大切ということを知ったり、新しい知識を増やすことができました。安部先生が強調して何度も言われていた「体調管理」、特に睡眠不足には日頃の学校生活から気をつけ、物事に優先順位をつけて十分な睡眠時間を確保し、体調不良でまわりの人に迷惑をかけないようにしたいと思います。
そして、私が実習をするにあたって心がけることは、学ぶ側でありながら、教える側である、ということを常に意識し、完全な受け身姿勢にならないようにすることです。さらに、自分の行動、発言に責任を持ち、自分自身を俯瞰してみたり、振り返ったりして自己成長を目指したいと思います。また、実習の機会を作ってくださった先生方、実習を受け入れてくださった小学校の先生方に対する、感謝の気持ちを大切にし、積極性を出しつつも、謙虚な姿勢でいることを忘れないようにしたいです。限られた実習の時間で、どれだけ知識、経験を増やすかが大事だと思うので、今日安部先生に教わったことを振り返り、進路実現に向けてこれから頑張っていきたいです。自分の将来の夢をより現実的に考えることができたのですごくよい時間でした。(高2)
- 緊張やちゃんとやらないとという気持ちで無理をしようとすることは体調面で迷惑をかけてしまう可能性があるため、教育実習では体調をしっかり整えていきたいと思いました。また私たちは高校では生徒ですが、小学校に行った際には教える立場であることをきちんと覚えておくことが大切だと感じました。また実際に行った際には子どもたちに対して先生がどのように声をかけているか、どのように授業を進め、板書をまとめているかなどをしっかり観察したいです。児童との接し方なども細かいところまで気を配っていきたいです。(高3)
- 私は、中・高のどちらかの先生になりたいと思っていました。しかし、インターネットで調べることも限りがあり、あやふやな情報ばかり手にしていたので、今回愛媛大学の教育学部では何を行うのかのお話を伺えて、とても勉強になりました。
また、実習において大切なことでのお話で「子供に感情移入しすぎない」ことを教えてくださりました。わかってはいたけれど、言葉で聞くとはっ!としました。生徒の悩みを解決しなければならない場面もたくさんあると思います。私自身もお世話になってもらったことがあります。そういった時はどうするのが正解なのかも、今後教育体験を通して詳しく学べて行けたらいいなと思いました。
教育体験に向けての目標は、「前向きな姿勢」で挑むことです。初めてのことでうまくいかず落ち込んでしまうことがあっても、しょぼくれないで「その時自分はこうするべきだったんだ」と反省し、「次はこうしよう」と、失敗をそのままにせず成長につなげていきたいと思います。(高1)
(本校は、令和7年度県立学校振興計画推進事業における「進学指導研究推進プログラム」において、「探究学習実践型」モデル校に指定されています。)(令和6年度~ 継続指定)