令和6年度「探究学習実践型」モデル校に指定

本校は、令和6年度県立学校振興計画推進事業における「進学指導研究推進プログラム」において、「探究学習実践型」モデル校に指定されました。

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令和6年度 後期探Q 講座一覧

令和6年10月~令和7年3月までの期間、以下の探Q講座から選択し、探究活動に取り組んでいます。

  • NIE~身近な時事問題学習~
  • 地域のリーダーに学ぶリーダーシップとマネジメント
  • 幼児教育・保育系学校への進学に向けて
  • 清掃ライド ~ごみの写真集をつくろう~
  • ドローンの活用
  • 医療人を目指して
  • マーケティングしてみよう
  • 小中学校での出前授業を踏まえた 理科の実験と指導法の研究
  • 生涯スポーツ・運動と健康について
  • 海ゴミゼロ活動
  • カブトムシを育てる ~「指先から伝わる感動」~
  • スポーツを活用したまちづくり
  • 小さなまちの小さなアート
  • 音楽表現探究及びコンサート企画運営探究
  • 書道がつなぐ世界
  • nudge理論から考えた生活改善
  • 国際ボランティアと国際平和
  • グローカルなまちづくり
  • はだか麦プロジェクト
  • Scratch教室を開こう

探Qブログ

「地域のリーダーに学ぶリーダーシップとマネジメント」講座⑨

2022年2月9日 13時29分

12月10日の放課後、後期講座初めての聞き取り調査を行いました。

今期のキーワードは「松前町で活躍する女性リーダー」です。 

今回は、さくら食品株式会社 常務取締役 里見 まゆみ様に御協力をいただきました。

さくさ食品株式会社は、30年以上の歴史を持つ食品加工業者です。松前町特産の魚介類製造加工の販売だけでなく、みきゃんが掲載されたパッケージがおなじみとなっている「しっとりやわらかサブレ」の製造販売を行われています。

 

生徒の考えた質問に一つ一つ丁寧に答えていただくだけでなく、日常的な悩みにもアドバイスをいただくなど、とても充実した聞き取りを行うことができました。「責任を果たさなければ信頼はない」という信念を支える考え方として、お客様や社員の方など全ての方との関わりや関係を大切にされていることが印象に残っています。

また、会社の運営や将来を見据えたうえで、現社長との引継ぎを行われていることや、会社の事務や製造など総合的に理解したうえで営業活動に取り組まれていることなど、マネジメントやリーダーシップについて研究するうえで重要な視点をいただきました。

お忙しい中、貴重なお話を聞かせてくださりありがとうございました。

 

2名の生徒にとって、初めての聞き取り調査でした。

とても緊張していましたが、真剣に話を聞き、必死でメモを取りながら意欲的に取り組むことができていました。2名のこれからの成長が楽しみです。

 

 

【生徒の振り返り】

○ 今日は、さくら食品の里見さんからお話を聞かせていただきました。初めての聞き取りですごく緊張していましたが、とても貴重なお話を沢山聞くことができて、あっという間に時間が過ぎていってしまいました。

  その中でも特に印象に残っているお話は、「コミュニケーションの重要性」と「責任と信頼」です。私は、生徒会長という立場で生徒会メンバーと共に学校行事の運営等を行っています。今年の五月に先輩から引継ぎ生徒会役員となりました。しかし、未だに同じ意識を共有できていないと私は思っていました。今回、里見さんにお話を伺い、「トップは意見をまとめないといけないが、こうしたいからこうするではなく、こうしたいと思っているがどう思うか、話し合いをして、出た意見のいいところを終結させたらいい。一人で悩むのは良くない」とのアドバイスをいただき、今まで、自分がメンバーと何か決めるときに、相談ではなく決定かのように話し合いをしてしまっていたことに気づきました。また、普段から雑談などをあまり取り入れていませんでしたが、「雑談をすることによって相手のことを知ることができる」ともおっしゃられており、自分たちにはコミュニケーションが足りていなかったことに気づくことができました。さらに、メンバーに信頼してもらえるようなトップになるには、「人一倍陰で努力しなければならない」ことや、「準備をすればするほどいい結果につながる」とも教えていただきました。目に見えない努力をすることが、信頼につながることに気づくことができました。

  加えて、「出会った人を切り捨てるのは良くない」とも教えてくださり、「人にはその人と合う、合わないがあるが、合わないからと言って切り捨てるのは良くない。その人のいいところを一つでも見つけることが大切。人を嫌うとまたどこかで巡り合う。転職先や進学先などで必ず巡り合う。だから、その人の価値を見出すことが大切」だとおっしゃられていました。合わない人のことは、端から合わないと思い込んでしまいがちですが、合わない人のいいところを一つでも見つけて、合わないからさようならといったような切り捨てることをしないようにしようと思いました。

  今回のお話を聞いて、ただ見えるところで努力するだけではなく、見えないところでも努力し続けないと、周りから信頼されるトップにはなれないことを学ぶことができ、人一倍、影で努力し、みんなに信頼され、自分についてきてもらえるようなトップになろうと思いました。また、生徒会活動だけでなく、友達やクラスメイトとのコミュニケーションを大切にして、相手との約束をしっかり守り、得た信頼を、なくさないように心掛けていきたいと思いました。

  貴重なお話をお聞きできてすごく楽しく、自分を高めることができました。ありがとうございました。今回お聞きしたことをこれからの学校生活などに生かして、今までよりも質の良い学校生活が送れるようにしたいです。また、社会に出たときに、今回の聞き取りで学んだことを生かして、貴重な体験を無駄にしないようにしたいです。

 

○ 私は今回、この講座に入って初めての聞き取り調査をしました。初めて話を伺った方はさくら食品の常務取締役 里見まゆみさんです。私が里見さんの話を聞いて数えきれないほど、たくさんのことを学びました。その中で印象に残った言葉があります。

  ①人の目に見えないところで努力

  ②切り捨てはダメ

  ③悩み事は信頼できる人に相談する

  普段は一人で悩みを抱え込むタイプですが、今回里見さんに想っていることを話していくうちに、少し自分の中で意見が固まりました。里見さんの話を聞いた後には、他者の意見を聞くことで考えが変わったり、視野が広がり、いままでに考えてなかったようなことを発想することができました。これからは、自分のことを一番理解している家族、信頼できる友達に相談して、自分の視野を広げていこうと思いました。

  今回里見さんの話を聞いていて今すぐにでも実践できそうだと思ったことは、何事にも感謝して、マイナス思考ではなく常にプラス思考でいることです。このことを常に意識しこれからの高校生活を送りたいです。物事の判断を早くして、どんな状況でも冷静でいられる人になります。今回はお忙しい中、私たちのためにお話していただきありがとうございました。初めてのことだらけで緊張していましたが、これからの自分の人生に役立つお話をたくさん聞くことができよかったです。

令和5年度 後期探Q 講座一覧

令和5年10月~令和6年3月までの期間、1・2年生は以下の探Q講座から選択し、探究活動に取り組んでいます。

  • 「NIE~身近な時事問題学習~」
  • 「幼児教育・保育系学校への進学に向けて」
  • 「スポーツを活用したまちづくり」
  • 「観光ガイドブックをつくろう。」
  • 「データ利活用探究講座」
  • 「清掃ライド~自転車に乗って町をきれいにしよう~」
  • 「みて・考えて・話そーや ~対話型鑑賞を通して~」
  • 「ドローンの活用」
  • 「看護について学ぼう」
  • 「データから考える防災・環境」
  • 「小中学校での出前授業を踏まえた理科の実験と指導法の研究」
  • 「共生社会を目指して」
  • 「伊予高校を盛り上げよう」
  • 「音楽表現探究及びコンサート企画運営探究」
  • 「美術表現探究」
  • 「書表現探究」
  • 「外国事情と国際ボランティア」
  • 「グローカルな街づくり」
  • 「地域のリーダーに学ぶリーダーシップとマネジメント」