「美術表現探究」講座では、美術を使った人や地域の課題解決方法を探究しています。
今期は、「空き家を活用して松前町の魅力の発信拠点を作る」プロジェクトを企画しています。松前町の素材(石や土、農作物など)を使って顔料を作り、一から作品を制作することで、違った角度から松前町の豊かな自然を表現したいと考えています。
先日、12月9日(土)、新居浜市のあかがねミュージアムさんに御協力いただき、拾ってきた石を絵具の材料にできるように粉石機で砕きました。(さらにこれから細かく砕きます。)
あかがねミュージアムでは、女子美術大学名誉教授で、NPO法人富士山からはじまる天然顔料と粉砕の研究会員の橋本弘安先生のお話をお聞きしました。
内容は日本画の岩絵具に代表される天然顔料(実際には世界中で石を用いた天然顔料が作られている)や、粉体工学についての講義で、奥深い顔料についての知識を得ることができました。
また、同じ石から異なる大きさの粒を分けて違う色彩の顔料を得るための分級の方法や、天然顔料を1から作ることで感じられる地球や他分野とのつながりについてなど、大変興味深いお話で、創造力が掻き立てられました。
作品を通して、松前町の方々にもその魅力を伝えたいと思います!
先日、クリスマス茶会を開催しました。
毎年、1年生が中心になって企画・運営を行っています。
普段お世話になっている先生方を御招待しました。
クリスマスモチーフを手作りして壁面を飾り、サンタのお道具でクリスマス気分を感じていただきました。
“SDGsの視点に立ったクリスマス飾りづくり”をテーマとした「地域のHOTステーション子育て講座」に講師として参加しました。
はぎれを使ったクリスマスリース、松ぼっくりとペットボトルキャップを使ったクリスマスツリーを作りました。いろいろな世代の方と交流ができ、楽しい時間を過ごすことができました。
「地域のリーダーに学ぶリーダーシップとマネジメント」講座です。
12月5日(火)の活動では、愛媛FCでフロントスタッフをされている柳澤 圭様に、日々取り組まれていることへの思いや願い、そしてリーダーシップについての考え方などについて聞き取り調査を行いました。
愛媛FCホームゲームで実施されるマッチシティ・マッチタウンや地域との連携に関する事業を一手に引き受けられている柳澤さんの活躍で、愛媛FCが愛媛という地元を大切にしながらクラブとして成長していることを実感できました。
【生徒の感想】
・今回のお話を聞いて私が学校生活で取り組みたいと思ったことは、何事も楽しむ努力をすることです。柳澤さんの仕事を面白い方へ持っていこうとする考えは、私には今までありませんでした。限りある学校生活の時間を楽しく過ごすために、意欲・真面目さをベースとして授業、部活動などに生かしていこうと思います。
・サッカーに興味を持ってもらえるようコミュニケーションに気を付けたり、学校訪問を行って生徒にお話をされたりしている活動内容を聞いて、柳澤さんのサッカーに対する気持ちがとても伝わりました。愛媛FCを支えている柳澤さん含めフロントスタッフさんのお仕事の重要さ・大変さも学ぶことができました。
・印象に残っていることは自分の好きなことを職業にするということです。自分の好きなことを貫き通すということは、簡単そうで難しいことなのでとても尊敬します。僕は特にこれが大好きだといえるものがないので、これから探していきたいと思うとともに好きなことを貫き通したいと思いました。また好きなことを見つけるためにもいろいろなことに挑戦していきたいです。
柳澤 様への聞き取りを通して、生徒たちが
○知らないことがまだまだたくさんあることに気付くことができています。
○知らないことを知ることの楽しさを実感できています。
○学んだことをこれからの学校生活や部活動などに生かそうとしています。
これらの姿勢はすばらしいと思います。地域の方とのつながる学びを通して成長してくれている嬉しさを実感できる講座になりました。
愛媛FCは、今シーズンJ3優勝を果たし、来シーズンよりJ2に昇格します。
頑張れ!愛媛FC!!