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令和6年度 前期探Q 講座一覧

令和6年4月~10月までの期間、以下の探Q講座から選択し、探究活動に取り組んでいます。

  • NIE~身近な時事問題学習~
  • 松前町美化美化大作戦
  • 地域のリーダーに学ぶリーダーシップとマネジメント
  • 幼児教育・保育系学校への進学に向けて
  • 看護系学科への進学に向けて
  • データ利活用探究講座
  • みて・考えて・話そーや ~対話型鑑賞を通して~
  • ドローンの活用
  • 「観光」をデータで分析しよう
  • 小中学校での出前授業を踏まえた 理科の実験と指導法の研究
  • コアジサシ 子育て応援プロジェクト
  • 伊予高校を盛り上げよう
  • スポーツを活用したまちづくり
  • ショートムービーの世界
  • 音楽表現探究及びコンサート企画運営探究
  • 書道がつなぐ世界
  • 外国事情と国際ボランティア
  • グローカルなまちづくり
  • 英語力を様々な手法で伸ばしていく研究
  • Scratchを用いたゲーム制作
  • カブトムシを育てる ~「指先から伝わる感動」~

探Qブログ

「地域のリーダーに学ぶリーダーシップとマネジメント」講座  

2023年2月3日 12時29分

 

 「地域のリーダーに学ぶリーダーシップとマネジメント」講座では、令和4年度後期の活動も、松前町内の企業で活躍する社長や管理職の方に注目して、日々実践されているリーダーシップとマネジメントについて聞き取り調査を行っています。 

今回は、松前町北河原の伊予商運株式会社の代表取締役社長執行役員 中村 仁 様に聞き取りを行いました。

 「経営理念に込められた思い」や「伊予商運様が大切にされている『安心』と『信頼』という言葉に込められた意味」、「『チームワーク』『コミュニケーション』『向上心』が求める人材像の条件になった理由」、「社員の方とコミュニケーションをとる時に心がけていること」など、事前に送付した質問事項に一つ一つ丁寧に答えていただきました。 

ホームページの内容も整理されているだけでなく、分かりやすい会社案内も作成されており、事前調査の段階から多くの情報を得ることができていた分、いつも以上に細かく、詳しく、しっかりと聞き取りを行うことができたと思います。 

中村様への聞き取りから、仕事は一人でできないからこそ、社員の方だけでなく、取引先や地域を含めて、様々な関係を大切にされていることが分かりました。

 一宮グループという大きなグループに属する企業の社長として、創業者とは異なる形の社長として、様々な視点から中村様が日々取り組まれていることや考え方、姿勢について聞き取りを行うことができ、大変充実した時間になりました。

 

 

【生徒の振り返り】

○ 伊予商運の経営理念は「わたしたちは、社会生活でのインフラである物流事業を中心に、より革新的な事業展開を計ることにより、社会貢献します。」で、中村さんはこの経営理念は先輩からの引き継ぎだといわれていました。私が所属している部活にも部訓や部則があり、それも先輩からの引き続きで代々受け継がれていきました。しかし伊予商運と違うなってところがありました。それは、経営理念のことをしっかりと社員全員が理解していることです。私の部活は、部訓や部則がありますが、なぜそれがあるか、なぜそれになったのが分からないまま伝統だからといって引き継がれています。これからは、しっかりとした活動をしていくには物事をあいまいにせずに納得いった形で伝統を引き継ぐようにしたいと思います。

  私が三人の方からお話を聞いて、印象に残ったことが三つあります。一つ目は、中村さんの考えるリーダーに必要な力です。「責任感・行動力・コミュニケーション能力・統率力・決断力・変化対応力」といわれていました。私の考えるリーダーに必要な力以外のことも入っていたため、わたしも参考にしようと思いました。特に参考にしたいなと思ったものは、【決断力】です。私は、意志があっても決断する力がなくて、いつも自信がないまま物事を判断しています。中学生の時「人生は決断の繰り返しだ」と言われたことを思い出しました。決断力を身に付けるには、やはり自分に自信がないことには始まらないと思うので、自信が持てるように、ハッキリとしゃべったり、メリハリをつけられるように意識したいなと思いました。二つ目は、後輩と信頼を育むときに意識していることは、上から目線にならないことだと言われていました。私は社長という立場は、「~しろ!」みたいに社長という権力を使い社員をこき使うのが普通だと思っていたのですが、中村さんは、社員との信頼関係が強く、いい意味で社長感がなく場にとてもなじんでらっしゃいました。そして、社員と同じ服装をしていて社長だから作業服を着ないという考えではなく、社員と同等でいようという信念が強いなと思いました。三つ目は、叱ると怒るの違いです。 怒るは、感情的に自分のイライラや怒りをぶつけるもの。叱るは、相手のためを思いアドバイスをしたり注意をしたりするもの。と教えていただきました。私ももう少しで三年になり最上級生という立場になるので、後輩がなにか間違ったことをしていたとしても怒るのではなく、相手のことを思いながら注意をしてあげたいです。そして注意ができるように、自分の行動にも気を引き締めていきたいです。 

○ 最初はどんな話をされるのか、自分たちが考えた質問の意図をしっかりと分かっていただけるか、少し不安でしたが賑やかな雰囲気の中で話し合いをすることができて良かったです。

  まず、私が中村さんと話していく中で感じたことがあります。私が本来思っていた大きな企業をまとめる社長さんのイメージとは、ドラマで見るような威厳があり明らかに賢そうな、そんな人でした。きっとそんな人が大きな会社を上手にまとめ、社員からも尊敬される社長さんだと思っていました。しかし今回中村さんたちとお話していく中で、社員と対等な立場で常に物事を考え、初心を忘れず丁寧にお仕事をされている姿が感じられました。

  会社自体については、企業理念の「私たちは、社会生活でのインフラである物流企業を中心に、より革命的な事業展開を計ることにより、社会に貢献します」は、創業当時から変わっていないとお聞きしました。コロナなどによって世界が大きく変化している中でも先輩方からつないでいるものをしっかりと受け継いでいて、創業当時から会社自体の信念や考え方は変わっていないのだと感じました。

  伊予商運は安心・信頼をすごく大切にしていることを知りました。お客さんとの信頼関係を築くために、困っているときにできるだけ協力してあげることなどを心掛けています。また、コロナ禍の中でも柔軟に変化しながら会社を続けていくために情報収集をする際は各方面から様々な情報を得ることを心掛けているそうです。

  私は生徒会をやっていますが、学校行事も含めて多くの伝統や先輩方が築き上げたものをつないでいることを実感します。何か行事をするときもまずはしっかりと情報収集をすることや、積極的に声掛けをしていくことを意識しながら、伊予高校の伝統や大切にしてきたことをつないでいきたいと思います。

  お忙しいなか、私たちのために時間をつくってくださりありがとうございました。

 

令和5年度 後期探Q 講座一覧

令和5年10月~令和6年3月までの期間、1・2年生は以下の探Q講座から選択し、探究活動に取り組んでいます。

  • 「NIE~身近な時事問題学習~」
  • 「幼児教育・保育系学校への進学に向けて」
  • 「スポーツを活用したまちづくり」
  • 「観光ガイドブックをつくろう。」
  • 「データ利活用探究講座」
  • 「清掃ライド~自転車に乗って町をきれいにしよう~」
  • 「みて・考えて・話そーや ~対話型鑑賞を通して~」
  • 「ドローンの活用」
  • 「看護について学ぼう」
  • 「データから考える防災・環境」
  • 「小中学校での出前授業を踏まえた理科の実験と指導法の研究」
  • 「共生社会を目指して」
  • 「伊予高校を盛り上げよう」
  • 「音楽表現探究及びコンサート企画運営探究」
  • 「美術表現探究」
  • 「書表現探究」
  • 「外国事情と国際ボランティア」
  • 「グローカルな街づくり」
  • 「地域のリーダーに学ぶリーダーシップとマネジメント」