令和6年度「探究学習実践型」モデル校に指定

本校は、令和6年度県立学校振興計画推進事業における「進学指導研究推進プログラム」において、「探究学習実践型」モデル校に指定されました。

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令和6年度 後期探Q 講座一覧

令和6年10月~令和7年3月までの期間、以下の探Q講座から選択し、探究活動に取り組んでいます。

  • NIE~身近な時事問題学習~
  • 地域のリーダーに学ぶリーダーシップとマネジメント
  • 幼児教育・保育系学校への進学に向けて
  • 清掃ライド ~ごみの写真集をつくろう~
  • ドローンの活用
  • 医療人を目指して
  • マーケティングしてみよう
  • 小中学校での出前授業を踏まえた 理科の実験と指導法の研究
  • 生涯スポーツ・運動と健康について
  • 海ゴミゼロ活動
  • カブトムシを育てる ~「指先から伝わる感動」~
  • スポーツを活用したまちづくり
  • 小さなまちの小さなアート
  • 音楽表現探究及びコンサート企画運営探究
  • 書道がつなぐ世界
  • nudge理論から考えた生活改善
  • 国際ボランティアと国際平和
  • グローカルなまちづくり
  • はだか麦プロジェクト
  • Scratch教室を開こう

探Qブログ

探Q(総合的な学習の時間)活動紹介 ~「地元のリーダーから学ぶリーダーシップとマネジメント」講座~

2019年7月17日 13時00分

 令和元年7月2日(火)の探Q活動の紹介です。東レ株式会社 愛媛工場 の大河内さんと池内さんにお話を伺いました。

「地元のリーダーから学ぶリーダーシップとマネジメント」講座です。

 日本を代表する大企業で、松前町に工場を持つ東レ株式会社 愛媛工場 事務部労務課 大河内 克純 様と 池内 泰介 様に来校していただき、お話を伺いました。

 1時間目は特別講義です。東レの業務内容の説明と東レが求める人材についてお話いただきました。「素材には社会を変える力がある」「素材から社会の常識を変える」という明確なビジョンに基づいて、いかなる時代においてもチャレンジ精神を持って継続的に研究開発に取り組んでいることや私たちの暮らしを支えていることが分かりました。また、東レの求める「企業理念を共有できる人材」について、具体的な例を挙げながら教えていただきました。そして、「自分でものを考えられる力、自律性」を身に付けて、後悔のない学校生活を送ってほしいとメッセージをいただきました。

 2時間目は、質疑応答です。50分間たっぷりと生徒からの質問に答えていただきました。「働く上で大切なことは?」「人をまとめる時に気を付けていることは?」「高校のうちにしておくべきことは?」「リーダーシップとは?」「マネジメントとは?」など多くの質問に、一つ一つ丁寧に答えていただきました。社会人がどのような考え方で仕事に取り組んでいるのかについて、高校生活と結び付けながら説明していただいたことで、生徒らは日々の学校生活が会社で働く訓練になっていると理解できたように思いました。その他、社会人として成長し続けること、リーダーシップを発揮するために普段のコミュニケーションを大切にすることなど多くの学びを得ることができました。

 終始明るい雰囲気を作っていただいたこともあり、生徒たちが前のめりになって話を聞き、必死でメモを取っている姿が印象に残りました。生徒の感想はお二人の熱い思いを受け止めた素晴らしいものでした。
本当に、お忙しい中貴重な時間を割いてくださりありがとうございました。

(生徒の感想)
〇 一番人材育成に力を入れていることが分かりました。上の立場だからといって厳しく言うだけではなく、相手の立場になって考えてモノを言う、ということを大切にされているんだなと思いました。大企業だからこそできること、そして大企業だからこそ少しの不祥事でもテレビに出てしまう可能性があることを聞き、社員一人一人が行動に責任を持って考えることが大切なんだと思いました。高校生のうちから、あいさつ、礼儀など基本的なことを身に付けていきたいです。

○ 私たちの身の回りにたくさん東レのモノがあり、改めて大企業のすごさを知りました。常に時代に合わせて変化していかないといけない時に、諦めることなく事業を行い続けて長年続いていることが分かりました。どの企業でも採用してもらえるような人材は、共通していることがよくわかったので、今のうちに自分を変えていきたいです。とても楽しく講座を受けられてよかったです。

○ 企業が成り立つためには、必ずリーダーが必要であり、そのリーダーについてきてもらうには、日頃からリーダーシップと信頼関係が必要で、リーダーはその人のことをしっかり考えて動かせる力や個人を動かす力がなければならないということが分かりました。また、リーダーシップとはマネジメントを踏まえてのリーダーシップで、コミュニケーションが大切だということも分かりました。今回の講座を通して、「自律性」の大切さを学び、これからの生活で、人がどうするかではなく、自分から動くこと、自分で考えることを意識していきたいです。

○ 社会にある多くの企業が意欲的・勇気がある・自立性があるなど様々なことを重視し、人を決めていることが分かりました。あと少しの高校生活となってきたので、池内様がおっしゃっていた「PDCA(Plan Do Check Action)」を大事にし、何事にも取り組んでいこうと思いました。また、「どんなことにも前向きにあきらめずに活動してきたからこそ長年続いている」と伺い、自分の向かっている進路を絶対あきらめないとプラスの気持ちになりました。

○ リーダーシップとマネジメントに加え、メンバーシップという言葉も教えていただいて、何か一つでもなくなると組織として成り立たないということが分かりました。これから体育祭もあり、3年生として心に留めて取り組もうと思いました。

○ 「社会人基礎力」というものを初めて学びました。自分が社会に出たときに、しっかりした意志を持ち、社会に貢献できる人になりたいと思いました。東レさんが目指している「相手の立場になって考える」ということを聞いて、自分の学校生活を振り返ってみると、本当に大切なことだということを実感しました。どんな人でありたいか、どのように役に立ちたいかを明確に考えると、仕事にやりがいを感じると思ったので、目標を持って頑張ります。

○ 今回の講座の質問に対して、一つ一つ丁寧に答えてくれてとてもためになりました。特に印象に残っているのはリーダーとして人をまとめる際に、どのような人と一緒にいたいか、どのような人についていきたいかを客観的に考えているということです。日頃の信頼関係が構築されているからこそ、どんなに厳しく言ってもついてきてくれるのだと思います。そのような考えは企業以外でもあてはまると思います。なので、私もよい信頼関係を築くために自分自身を客観的に見て頼れるような人間になれるよう気を付けていきたいと思います。