令和6年度「探究学習実践型」モデル校に指定

本校は、令和6年度県立学校振興計画推進事業における「進学指導研究推進プログラム」において、「探究学習実践型」モデル校に指定されました。

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令和6年度 後期探Q 講座一覧

令和6年10月~令和7年3月までの期間、以下の探Q講座から選択し、探究活動に取り組んでいます。

  • NIE~身近な時事問題学習~
  • 地域のリーダーに学ぶリーダーシップとマネジメント
  • 幼児教育・保育系学校への進学に向けて
  • 清掃ライド ~ごみの写真集をつくろう~
  • ドローンの活用
  • 医療人を目指して
  • マーケティングしてみよう
  • 小中学校での出前授業を踏まえた 理科の実験と指導法の研究
  • 生涯スポーツ・運動と健康について
  • 海ゴミゼロ活動
  • カブトムシを育てる ~「指先から伝わる感動」~
  • スポーツを活用したまちづくり
  • 小さなまちの小さなアート
  • 音楽表現探究及びコンサート企画運営探究
  • 書道がつなぐ世界
  • nudge理論から考えた生活改善
  • 国際ボランティアと国際平和
  • グローカルなまちづくり
  • はだか麦プロジェクト
  • Scratch教室を開こう

探Qブログ

【探Q】11月26日「地域のリーダーから学ぶリーダーシップとマネジメント」講座

2019年12月4日 10時24分

 

 「地域のリーダーから学ぶリーダーシップとマネジメント」講座です。

 今日のテーマは、「松前町にある企業研究をしよう」です。2人一組、4チームに分かれ各チームが興味ある企業を決めて、インターネットを活用して企業研究を行いました。

 実際にやってみると、インターネットには思うような情報がなかなか載っておらず調査が上手く進まないところもありました。そこで、企業の公式ホームページに限定することなく、雑誌の記事や個人のブログなども活用して情報収集を行いました。公式のホームページ以外を情報源にする時は、情報の扱い方に細心の注意を払いました。

 いくつもの情報源から情報を収集することを通して、細かな情報を結び付けて企業が実践しようとしていることを想像することができると同時に、実際に見たり、聞いたりしなければ分からない部分への疑問もわいてきました。(中には、そもそも疑問がわくほどの企業や経営に対する知識・理解が、まだ自分には足りていないことに気付いている生徒もいました。)

 活動の後半では、それぞれが調べた内容の教え合いを行いました。説明する力、聞く力、メモを取る力、質問する力(「どうして」を使わない)など様々な力を意識しながら取り組みました。上手にできているかどうか以上に、生徒たちがそれらの力を意識しながら試行錯誤する姿が印象に残る有意義な時間となりました。

 同時に、今回の活動を通じて、前回の活動で考えた聞き取り調査に行く目的を見つめなおすことができたことは大きな収穫でした。企業研究を行い、互いに説明し合う活動を通して、「なぜ、文献やネットで収集できそうなことを聞きに行くのか」「なぜ、松前町の人的資源を活用するのか」について継続して考えようとしている姿がとても印象に残りました。

【生徒の感想】
○今日は、実際に行ってみたい松前町の企業を調べました。松前町といっても、地元で立ち上げている所とチェーン店などのお店もあるので、なぜ松前町に企業やお店を立ち上げたのかも視野に入れて調べました。
 基本的に、よく知られている企業が多かったのですが自分たちがよく知っている企業だけでなく、直接関わることの無い企業やお仕事をされているところも調べることができました。たくさんの企業を調べあって教え合うと、他の企業のよさがたくさんわかりました。なにより、自分から相手に情報を伝える時にどうやったら短時間でたくさんの情報を伝えることができるのか、相手から話を聞くときは、どこを相手は伝えたくて、どこをメモするべきか意識することができたのでよかったと思います。
 今、なぜ松前町の方に話を聞きに行くのか、なぜ松前町でなければいけないのかということを目的に活動しています。今後企業の方にお話を聞きに行くまでに自分の中で理解して、その上でお話を聞きに行って将来に役立てたり今後の活動に活かしたいです


○今回調べたことで、調べることの難しさを再確認しました。調べるものを検索すると、簡単に出てきます。それは便利ですが、簡単に出てくるからこそ〝どこをとるのか〟〝どこをどうまとめるのか〟〝信憑性は確かか〟など、沢山考えることが出てきます。これからの学習に繋げていくためにも、これらを見極められるようにしていきたいです。また、これは聞き書きで学んだこととも繋がってくるのでそれを大切に学習していきたいと思います。


○今回は、様々な企業について詳しく調べていきました。私が調べた企業のうちの一つは、町特産の物を使用して商品を使ったりして、町の良さを発信したいという思いで販売しているものがありました。二つ目の企業も、町特産の物を使用して販売しているものがありました。このように、「町特産の物」を使うことによって、その商品を通して、町のことを知ってもらうアピールになることがわかりました。しかし、町のアピールになるかもしれないけど、他のものを使おうと思わないか、なぜそのようにこだわっているのか、など疑問に思う点がありました。その疑問に思った点は、ネット上には書かれていませんでした。それを知るには、前回学んだことを踏まえると、自分で直接聞きに行くことが大切だと思います。ネット上にも少しは書いてありますが、この場合だと、作る本人や商品を提供する人にしか分からない思いや考え方などがあると思うからです。これからの活動で、企業の方にお話を聞かせていただく機会があると思います。そこでは、質問の内容もですが、質問の聞き方なども考えていきたいと思います。