令和6年度「探究学習実践型」モデル校に指定

本校は、令和6年度県立学校振興計画推進事業における「進学指導研究推進プログラム」において、「探究学習実践型」モデル校に指定されました。

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令和6年度 後期探Q 講座一覧

令和6年10月~令和7年3月までの期間、以下の探Q講座から選択し、探究活動に取り組んでいます。

  • NIE~身近な時事問題学習~
  • 地域のリーダーに学ぶリーダーシップとマネジメント
  • 幼児教育・保育系学校への進学に向けて
  • 清掃ライド ~ごみの写真集をつくろう~
  • ドローンの活用
  • 医療人を目指して
  • マーケティングしてみよう
  • 小中学校での出前授業を踏まえた 理科の実験と指導法の研究
  • 生涯スポーツ・運動と健康について
  • 海ゴミゼロ活動
  • カブトムシを育てる ~「指先から伝わる感動」~
  • スポーツを活用したまちづくり
  • 小さなまちの小さなアート
  • 音楽表現探究及びコンサート企画運営探究
  • 書道がつなぐ世界
  • nudge理論から考えた生活改善
  • 国際ボランティアと国際平和
  • グローカルなまちづくり
  • はだか麦プロジェクト
  • Scratch教室を開こう

探Qブログ

【探Q】6月16日「地域のリーダーから学ぶリーダーシップとマネジメント」講座

2020年7月6日 09時49分

今日は、松山大学と連携しての出張講義です。

出張講義とはいえ、新型コロナウイルスの影響もありオンラインでの実施となりました。

 

 

 

松山大学経営学部准教授 柴田 好則 先生に、リーダーシップ研究に関わる基礎的な考え方と、リーダーだけでなく組織が置かれている状況や、企業の戦略にも目を向けるための見方・考え方について御講義いただきました。

 

特に印象に残っていることは、講義をただ聞くだけでなく、生徒たちが自分の事として捉えなおしている様子が見られたことです。講義終了後に、質問を受け付けていただきましたが、「今日の講義を聞いた上で、私が部活動のリーダーをしていて…」などと、自分の状況に置き換えながら質問する生徒が複数いました。

 

また、柴田先生がおっしゃられていた「リーダーシップという複雑なものを複雑なまま理解してほしい」という御言葉も印象に残っています。何か答えがあるのではないか、と考えるのではなく、常に常にモヤモヤした状態で日々の生活を行うことが大切であり、それが正解のない社会で問題や課題に取り組む姿勢として大切であることを学ぶことができました。また、その御言葉を通して、本校の「探Q」こそ、その姿勢を養い、成長し続けることができる人材の育成に貢献していく取組であると再確認しました。

 

【生徒の振り返り】

○ 今回、松山大学の柴田先生にリーダーシップとマネジメントについてお話していただきました。柴田先生の考えるリーダーシップは、目標を達成するために集団や個人に行使される影響力のことで、生まれ持った才能は関係ないとおっしゃっていました。仕事志向と人志向、どちらも両立して行うことができる人は中々いないそうです。どちらも両立しようとすると周りが見えなくなったり、厳しさが欠けてしまったりと、どこかが欠けてしまうという点が見られます。そこで、仕事志向と人志向をそれぞれ分担することができるとおっしゃっていました。1人でできないことは無理に1人でするのではなく、分担し、協力しながらリーダーシップをとれるのだと知ることができました。マネジメントについては、価値を生み出す仕組み作りをすることだとおっしゃっていました。それぞれの個性を引き出すためにもとても重要な役割であることを再確認することができました。その他にもこれから事業所に質問しに行く際に準備しなければいけないポイントなど、沢山のアドバイスをいただきました。焦点を絞って事前準備をして、良い時間にしていけるようにこれからの活動も頑張っていきたいです。

 

 

○ 今回は、松山大学の柴田好則先生からリーダーシップを学問的な視点で見たときについて授業を受けました。今回、1番自分の中で学んだことは、リーダーシップは「状況」によるということです。今までの自分は元々あった「リーダー」のイメージのもとで、クラスの統率を図ったり、自分がすべき行動を定めたりしていましたが、実際そうではなく、状況によって誰がどのようなリーダーシップのとり方をするのかが変わってくると分かりました。今まで自分はなるべく結果を出そうとする仕事志向のタイプの「リーダー」でしたが、仕事志向のリーダーシップと、人志向のリーダーシップの両立を図ることが、リーダーシップの良いとり方であると学んだので、今後の自分の行動に変化が現れるようにしたいと思いました。また、これまでの活動では理解が深まらなかったマネジメントについての視点に関しても今後の活動に大いに生かすことの出来ることを学べました。最後に、「簡単に結論をつけたり1つの正解を出そうとしない」ことについて、社会の中では当たり前なことかもしれませんが、今の私たちにとっては、すごく難しいことだと感じています。今までの学習が答えを導くものであったからです。しかし、この言葉は、社会への第一歩を踏み出すきっかけだと思って、今後の聞き取り活動や、報告書の作成に努めたいと思います。今回の授業は本当にすごく有意義な時間だったと思います。お忙しい中私たちのために時間を割いてくださり、本当にありがとうございました。

 

○ リーダーシップにも仕事志向と人志向があり、私は仕事志向が高く人志向が低いと思いました。ですが、現実は難しくても成功するリーダーは両立できる人と知り、周りに目を向け目標に向けて頑張れる仕事志向と人志向を両立したリーダーを目指したいと思いました。そして、必要とされるリーダーは【状況】によると、柴田先生がおっしゃっていたように、今何が自分達には必要か、どんなリーダーが必要とされているかについて考えることができる人になりたいです。また、今回インタビューする際どこに着目してすれば良いかなども教えて頂きました。教えて頂いたアドバイスを参考にエンカレッジさんや山陽物産さんでインタビューしたいと思います。最後に、柴田先生が『1つの正解に導こうとしなくていい、世の中正解は一つではない、複雑なものを複雑なまま理解してほしい』とおっしゃっていました。困難や悩みがある時、私は、正解は何だろうと凄く考えてしまっていました。それがとてもストレスになり、もやもやしていましたが、そのストレスに耐えることが大事になっていくということを知りました。柴田先生に学んだことを生かし、リーダーとしての在り方をもう一度見直そうと思います。

 

 

○ 本日松山大学の准教授である柴田好則先生のお話をお聞きして、リーダーシップには人志向と仕事志向の2つがあるということを学びました。人志向という人に対して寄り添うということと、仕事志向という目標のためにみんなを仕切っていくということの両方を高めていくことでより良いリーダーになれることを知り、私は仕事志向が強いなと思いました。確かに、今まで聞いてきた松前町のリーダーの方は、ブラザーシスター制度を取り入れていたり、子どもの行事などは優先させてあげていたりするなど聞いていたので、人志向と仕事志向の2つの両立が取れていたのだなと思いました。私自身1年生に対してどのようにリーダーとして振る舞うべきなのか悩んでいたので、柴田先生におっしゃっていただいたように、経験していくことや信頼関係を築いていくことの大切さを教えていただいたので早速取り入れていき、リーダーシップの分担として2年生にも頼っていこうと思います。また、リーダーは状況によって変わっていくというお話の時に、私は強豪校では仕事志向の高いリーダーが必要だと思っていましたが、実際は人志向のリーダーが必要だと分かり、一人一人に寄り添うことが大切であると納得しました。マネジメントの面ではミシュランを例に挙げていただき分かりやすかったです。私は、ミシュランは料理系の雑誌屋さんが出版しているのかな?と考えていたのでタイヤ会社と聞いて驚きました。先のことを見据えて戦略を考えており、凄いなと感じました。これからエンカレッジさんと山陽物産さんにお話を聞く際の、あらかじめの下準備が大切だと聞いたので、次の探Qの時間に色々調べて会社について理解してからお話をお伺いして、様々な事を質問していきたいです。今回、柴田先生のお話をお聞きして、すごく分かりやすかったです。また、前回の反省点であった自分から気になった部分を質問するということもできてよかったです。そして、もっとマネジメントやリーダーシップなどについて理解していきたいと思いました。松山大学への受験を考えている私にとっては有意義な時間となり、大学に入学するとこのような授業を受けることが出来るのかと進路についても色々考えることができました。貴重なお時間をいただきありがとうございました。

 

 

○ リーダーシップは才能ではないこと、リーダーシップのロマンスには注意することなど、多くのことを学びました。中でも1番印象に残ったのは、「1つの結論を出さない。単純なことではないから複雑なまま理解したのでよい。」ということです。今までの私は、ちゃんとした1つの「答え」を出したくて、簡単に結論を出していました。曖昧に結論を出すことが嫌でした。しかし、選択肢を絞るとその先入観に囚われてしまうので、複雑なものは複雑なまま理解しようと思いました。また、仕事志向と人志向を両立できる人はあまりいないことが分かり、人と協力して分担するから上手くいくのだと思いました。

 とても分かりやすい講話でした。私は部活動について相談しました。部活動で「声出して」など言っても出すのは一瞬ですぐ声を出さなくなることから、どうしたら上手くチームを引っ張っていけるのか尋ねました。柴田先生は、まず目的が何かを考えるとおっしゃいました。それだと、「声出す」ことが目的になっているのではないか、それは手段にすぎないとおっしゃいました。確かに、そうだと感じました。考え方を変え、目的をしっかり示そうと思いました。リーダーシップの基礎知識がよくわかりました。

 

 

○ 松山大学の先生にお話を伺いました。今回も沢山学んだことがありましたが、その中でも特に印象深かったものは「リーダーに共通して見られる行動」です。リーダーは、4つのタイプに分けられますが、仕事志向と人志向があると教えていただきました。このお話を聞いた時、自分は部活動でキャプテンをしているので、自分のことに当てはめてみました。そう考えると私はどちらかと言うと、仕事志向が低く、周りの人に頼ってばかりかもと思いました。自分が指示するべきなのに、いつも言えないことが多いです。しかし、少し難しいかもしれませんが理想は、仕事志向と人志向両方を持ち合わせることなので、人に指示する立場に立っている私は、もう少し厳しさも必要だと思いました。リーダーということは、ただ単に指示する人と思われがちかもしれませんが、人の気持ちや感情にも気配りすることが大切だと改めて分かりました。私は、もう少しで部活動を引退してしまいますが、その中で意識できることや、後輩につないで欲しいことなど、自分の意見もしっかり言えるようなリーダーになりたいと思いました。