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【アクティブ・ラーニング】SDGs研究会

2019年1月10日 14時23分

SDGsに関する研究会「SDGsって何だろう?」

〇開催日時 12月23日(日曜日)12時20分 - 17時00分
〇開催場所 サイボウズ松山オフィス
〇主催 SLOWS-四国国際理解教育研究会
〇講師 上智大学総合人間科学部 田中治彦 教授
 JICA国際協力推進員愛媛デスク 山下将一 氏
〇日程
12時20分 - 12時30分 あいさつ、スケジュール確認
                       SLOWS 越智由佳先生
12時30分 - 13時00分 「日本と世界のつながり-国際協力の視点から見たSDGs」
                       JICA四国国際協力推進員 山下将一 氏
13時00分 - 14時35分 キーノートスピーチ「SDGsってなんだろう」
                       上智大学総合人間科学部 田中治彦教授
15時00分 - 16時45分 「SDGsについて学べるワークショップ入門」
                       SLOWS 今井大介先生 ・ 矢野奈美先生

 授業を通じて、生徒とともに考えていきたいテーマとして、関心が高かった「SDGs」について、県内で学べる機会がありましたので、研修会に参加してきました。参加者は、小学生から社会人までと幅広く、参加者の半数近くが教員であったため、高校生の参加も多く見られました。
 JICA四国国際協力推進員の山下将一氏からは、青年海外協力隊の小学校教育隊員として赴任されていたグアテマラでのエピソードや海外で撮影された写真をテーマに話を伺いました。日本と世界各国における考え方の違い、日本と世界のつながりについて考えることができ、SDGsとは何か、考えることができました。
 上智大学の田中治彦教授の講演では、SDGs(持続可能な開発目標)が議論されるに至った経緯や日本の立場、教育を通じてSDGsについてどのように考えるべきかなど、わかりやすく具体的に講義していただきました。また、ワークショップ型学習の事例と課題、文部科学省から研究指定を受けている埼玉県上尾市立東中学校における設定科目「グローバルシチズンシップ科」の実践報告なども知ることができました。
 ワークショップでは、参加者が4人ずつの班に分かれ、年齢や職業・立場のことなるメンバーでお互いの考えや疑問をぶつけ合いながら、また協力しながら取り組みました。SDGsの17の目標について、これらの目標・ゴールがそれぞれ独立したものではなく、全ての人が考えるべき課題であることや、世界の抱える課題と私たちが抱える課題とにズレがあり、誰一人取り残さない未来を作るために、私たちはどのような視点をもって、行動していかなければならないのかということについて考えることができました。
 SDGsの視点・取組は、教科の授業だけでなく、ホームルーム活動や普段の生活の中でも、意識し行動を始めることができます。一部の企業や団体では、積極的に取り組み始めている企業や団体もありますが、学校教育、特に高等学校では取り組みが遅れています。授業等への導入も非常に楽しく、自分と社会、自分と世界のかかわり方を考え、そして、変えていくことのできる“効力感”を実感することができ、積極的に取り組んでいきたいと感じました。