新着情報

令和7年度 入学者選抜情報

令和6年度入学者選抜 の情報は コチラのページ

合格発表3/18(月) の情報は コチラのページ

合格者説明会3/21(木) の情報は コチラのページ

令和6年度入学者対象【制服・体操服の採寸】の情報は コチラのページ

南側駐車場の廃止について

 これまで使用しておりました本校南側の駐車場は、農地法の改正に伴い、令和6年3月11日(月)以降使用できなくなりました。したがいまして、これまで生徒の送迎(乗降)で南側駐車場を利用していた保護者の皆様につきましては、送迎(乗降)場所として体育館前の駐車場(下図参照)を利用するようお願いいたします。
送迎車校内順路
 なお、入学式、卒業式や文化祭等の学校行事の際には、グランドを駐車場とする予定です。学校周辺の道路への路上駐車や近隣施設(マクドナルド、明屋書店等)への駐車は決して行わないようお願いいたします。

伊予高日誌

思いやり、助け合いの心

2020年4月16日 12時00分

 「今日も手に入らなかった…。」毎週休日になると、朝早く薬局の前に長く続く行列に並ぶのですが、マスクが手に入りません。困ったなあ、子どもが着けるマスクがない…と気が沈んでいたところ、次のような新聞投書を読みました。

 

 「 マスク不足 子の涙のわけは…

   私が帰宅すると、小3の三男の様子がおかしい。6人家族の我が家では私以外が花粉症で、マスク不足は深刻な問題。休校で時間のある彼が近所の薬局に並んでくれました。聞くと、入荷なしの日が続く中、30枚入りが6袋あったそうです。

   話し始めた途端、感極まり泣き出したため、また理不尽な目にあったのかと私は勘繰りました。(中略)しかしそれは見当違いでした。運良く最後の1袋を手にすることが出来た。それなのに後ろに並んでいた同学年ぐらいの男の子の残念がる悲しそうな顔が目に入り、胸が痛み、譲ってあげたのだそうです。手に入れられたはずの貴重なマスクを家族のもとに届けられなかった自責の念にかられ、肩を震わせて泣いたのです。

   驚きとともに、それは何ものにも代えがたい心うれしい告白でした。果たして私ならどうしただろうか。「半分ずつ買いませんか、と話しかけるかな」とは妻の談。「うばい合えば足らぬ

 分け合えばあまる」相田みつをさんの言葉が身に染みる今日この頃。早く元気になーれ。

                        (令和2年4月5日付け朝日新聞から)  」

 

 私はこの記事を読んで、いい話だな、いい家庭だなと、楽しくなりました。マスクが手に入らないことで沈んでいた気持ちが明るくなりました。そうだ、自分のことだけを考えて落ち込むのではなく、周りの人のこと、困っている人のことを考える余裕を持たなくちゃ、と考え直しました。

 みなさんも、このことを考えてみてください。「○○ファースト」という考え方は、人々を「自分、自分たち」と「彼、彼女、彼ら」とに区別し、彼(彼女、彼ら)がどうなろうと、自分(自分たち)さえよければ、という考えにつながります。このような考え方で、本当により良い社会を築いていけるのでしょうか。自分がいつの間にか、彼(彼女、彼ら)にされてしまう恐ろしさを考えてみましょう。

 新型コロナウイルスの感染防止のためにも、地域社会を構成している私たち一人ひとりが、思いやりや助け合いの心を発揮していきたいものです。