人権・同和教育


◯ いじめ防止に向けて

 いじめは、冷やかしやからかいなどのほか、情報機器を介したいじめ、暴力行為に及ぶいじめなど、学校だけでは対応が困難な事例も増加しております。また、いじめをきっかけに不登校になってしまったり、自らの命を絶とうとしてしまったりするなど、深く傷つき、悩んでいる生徒がいるのも事実です。いじめ問題への対応は学校として大きな課題です。

 

 

 そこで、生徒達が意欲を持って充実した高校生活を送れるよういじめ防止に向け、日常の指導体制を定め、いじめの未然防止を図りながら、いじめの早期発見に取り組むとともに、いじめを認知した場合は適切に且つ速やかに解決するため、 いじめ防止対策推進法 第13条及び、「 愛媛県いじめの防止等のための基本的な方針 」に基づき、「愛媛県立伊予高等学校いじめ防止基本方針」(いじめ防止全体計画)を定めます。 (愛媛県立伊予高等学校いじめ防止基本方針本文より)
 伊予高校学校いじめ防止基本方針(令和4年改定).pdf

◯ 人権デーについて
 本校では、月に1回「人権デー」という日を設けています。この日にはSHRで、自分たちの人権意識を見直し、誰もが幸せに生活できる社会を目指すため、いろいろな話題を取り上げ、全員で考えています。

 

 

ブログ

松前町明るい人権の町づくり大会で発表しました。

2018年5月29日 21時05分

 松前町では毎年5月に「明るい人権の町づくり大会」が開かれています。今年の大会は5月26日(土)に開催され、町の依頼により、伊予高等学校による「内藤素行の生き方」を本校生徒と教員が50分間発表し、約500人の町民の皆さんに御覧いただきました。
 この発表は、明治時代の初め、松山地域で学校設立を進めていた内藤素行が、差別されていた人々の子どもたちを他の子どもたちと一緒に学べるよう力を尽くした話をもとに、本校教員が地域教材として構成したものです。

 内藤や同行の役人たちが、差別されてきた人々の指導者の家に行き、子どもたちの就学を依頼します。そのあと、指導者の家で内藤はお茶を飲みましたが、同行の役人たちが飲まなかった場面を、生徒が劇で演じました。
 発表では、お茶を飲んだ内藤素行と飲まなかった役人たちを比べ、どうして内藤が飲めたのかを追究し、東京で新しい知識を得た内藤に「分かったことを実行する強い気持ち」が身に付いていたこと、そして会場のみなさん自身に「分かったことを実行する強い気持ち」が身に付いているかどうかを強く問いかけました。
 そして、差別してしまう弱い心を克服していこうと、「友よ」の歌をステージ上の生徒、ステージ前の生徒が合唱したところ、会場から大きな拍手がわきおこりました。
 最後に、本校生徒会の年間テーマ「鑑」(自分を見つめる、手本になる)を紹介し、差別やいじめのない社会・学校づくりを呼びかけました。

 ボランティアとしてステージ前で合唱した生徒は、「会場の皆さんに喜んでもらい、参加して本当によかった」と感想を述べてくれました。先生方や生徒の皆さんの支えのおかげで、町民の皆さんに感動を与え喜ばれる発表をすることができ、心地よい時間を過ごすことができました。