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【アクティブ・ラーニング】キャリア教育推進フォーラム

2019年1月30日 11時41分

【アクティブ・ラーニング】キャリア教育推進フォーラム

<本文>
産業能率大学 第12回キャリア教育推進フォーラム

〇開催日時 8月17日(金曜日)10時30分 - 18時00分
〇開催場所 産業能率大学 自由が丘キャンパス
〇日程
1 10時30分 - 11時00分 スタートガイダンス
2 11時05分 - 12時20分 「やってみなきゃ わかんないっしょ!!」
  講演者:ビリギャル 小林さやか氏
3 13時00分 - 14時20分 なぜ高校で授業改革が進まないのか?
  ~高校現場と大学教育をつなぐ~
  講演者:一般社団法人大学イノベーション研究所所長 山内太地氏
4 14時40分 - 16時20分 授業(教材)研究ワークショップ(国語)
  講演者:二田 貴広先生 (奈良女子大学附属中等教育学校)
5 16時40分 - 18時00分 これからのキャリア教育のかたち
  ~キャリア教育とアクティブラーニング、探究をつなぐ~
  講演者:法政大学教授 児美川孝一郎先生

産業能率大学主催のキャリア教育推進フォーラムは、現地で参加することが叶わず、試験的に実施されたビデオ会議システム「ZOOM」を使って、オンライン参加となりました。常時十数名が接続しており、会場の音声・映像のほか、チャットを使って参加しました。会場にいる参加者にも「ZOOM」を使用されている参加者がおり、会場参加者の様子もオンライン参加者に中継していただきました。オンライン参加者同士も、映像・音声・チャット書き込みを通じて、コミュニケーションを取ることができました。

ビリギャルこと、小林さやか氏の講演では、自身の経験やコーチングの基本姿勢について、聞くことができました。さまざまな立場から子どもたちを取り巻く環境を考えられており、これから教育に必要とされるものについてまとめられていました。「まず大人たちが、生き生きワクワクとしている姿を見せる」という言葉には、改めて考えさせられました。

 山内太地氏の講演では、全国の高等学校・大学をコンサルティングされている研究者の立場で、高校やその進路指導、教員の現状や課題を分析されていました。「集団の教育」から「個人の学習」へ、学びの主役を転換することはよく言われるようになってきていますが、その時代背景や要因、課題を、歯に衣着せぬ口調でまとめられていました。また、子どもたちが生きるこれからの社会において、シンガポールなど海外の教育に触れ、アジアのライバルたちの急激な成長からも、未来に生きる子どもたちのことを多面的に考えるべきだと感じました。

 法政大学キャリアデザイン学部教授学習支援センター長である児美川孝一郎先生は、キャリア教育に対する考え方や理解が変化してきていること、キャリア教育の落とし穴、これからの社会で必要とされる学びなど、非常にわかりやすく講演していただきました。キャリア教育やアクティブラーニング、探究など、教育界で議論されているテーマはいろいろありますが、どこに焦点を当てるかが異なっても、それぞれ単体であるテーマではないということ、そして、密接に関連しているテーマであるということを再確認できました。

 オンライン参加ではありましたが、会場での参加にも負けないくらい多くの学びがあり、地方の教育関係者からすると非常にありがたい取組だと感じました。このような学びの機会を提供していただけることに感謝しています。