令和6年度「探究学習実践型」モデル校に指定

本校は、令和6年度県立学校振興計画推進事業における「進学指導研究推進プログラム」において、「探究学習実践型」モデル校に指定されました。

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令和6年度 後期探Q 講座一覧

令和6年10月~令和7年3月までの期間、以下の探Q講座から選択し、探究活動に取り組んでいます。

  • NIE~身近な時事問題学習~
  • 地域のリーダーに学ぶリーダーシップとマネジメント
  • 幼児教育・保育系学校への進学に向けて
  • 清掃ライド ~ごみの写真集をつくろう~
  • ドローンの活用
  • 医療人を目指して
  • マーケティングしてみよう
  • 小中学校での出前授業を踏まえた 理科の実験と指導法の研究
  • 生涯スポーツ・運動と健康について
  • 海ゴミゼロ活動
  • カブトムシを育てる ~「指先から伝わる感動」~
  • スポーツを活用したまちづくり
  • 小さなまちの小さなアート
  • 音楽表現探究及びコンサート企画運営探究
  • 書道がつなぐ世界
  • nudge理論から考えた生活改善
  • 国際ボランティアと国際平和
  • グローカルなまちづくり
  • はだか麦プロジェクト
  • Scratch教室を開こう

探Qブログ

【探Q】11月12日「地域のリーダーから学ぶリーダーシップとマネジメント」講座

2019年11月20日 18時41分

 

 「地域のリーダーから学ぶリーダーシップとマネジメント」講座です。

 今日の講座の内容は二つあります。一つは「講座の目的を考える」こと、もう一つは「訪問したい企業を研究する」ことです。


 

 1時間目は、「なぜ、ネット(文献)で調べられそうなことを聞きに行くのか」という問いを皆で話し合いました。「ネットには嘘があり、実際に聞き事実を確認するため」「実際に聞きに行くことで個人の考えが聞けるから」「直接聞くことで大切にしていることや強調している部分をつかみやすいから」「直接聞く方が、その人の思いが伝わるから」などの意見が出ました。仲間と議論しながら、講座の目的という難しい問いに考えることができた有意義な時間でした。

 2時間目は、インターネットを使い、企業研究を行いました。その結果、前期講座で聞き取りに伺った企業を除いて約40社をピックアップすることができました。松前町にしかない企業、全国チェーン店の中で松前町に店舗を構えている企業など、多様な企業があります。1時間目の問いとも関連しますが、ネットで調べられそうなことはすべて調べておく必要があります。それぞれの特徴を調べながら、興味・関心を持った企業について話し合うことができました。

 

 生徒たちの感想を見ても、具体的に考えることができていたり、考えた内容を後から振り返ることができるように自らの意見をまとめてみたりするなど、探Q学習の深まりを実感できるものになっています。ぜひ御一読ください。

【生徒の感想】
○1時間、「なぜ文献で調べられることを聞きに行くのか」について考えを深め、その後実際に伺う企業調べをしました。私は、聞きに行く理由として、実際にお話を伺いに行くことで、その人の思いや文献には載せていない裏話などが聞けると思ったから、また、どうすればそれが聞き出せるのかを考えたり、想像したりすることで人と関わる方法を学べるからだと思いました。これから実際に企業にお話を伺いに行く中で、積極的に行動できるよう、下準備を大切にこれからの活動をしていきたいと思いました。


○今回の学習で、取材に向けての出発点になったと思います。まずは、なぜネットではなく実際に聞きに行くのか、なぜ松前町の人的資源を使うのかについて自分なりに考えました。
一つ目の、ネットではなく実際に聞きに行くのかについては、授業中に出た意見のように、実際に話してくださる方と対面して、話を聞いたり質問をすることに意味があると思いました。ネットでは、書いてある事だけの情報量で、うまく自分の中で整理することが必要ですが、実際に聞きに行く事で、質問をすることだってできるし、表情を見て、「あ、ここが大事なんだ」って気づくことが出来る。そういうことではないかと考えました。
二つ目の、松前町の人的資源を使う理由については、授業中では、意見はあまり出ませんでしたが、自分なりに考えてみると、松前町の、自分達が知らない二面性を知ることが出来る可能性が生まれるからではないかと考えました。松前町に所在地を置く企業様にとって、「地域」を考えるということは、非常に大切な事で、「松前町の」企業なので地域に還元することが存続のためには必要なのではないかと考えます。そうすると自然に、地域のことを深く知ることができ、今何を必要としているのかが見えるのではないかなと思いました。なので、地域の人的資源を使う事が、松前町のことを深く知る大きな鍵となるのではないかと考えました。
少ない時間ではありましたが、調べ学習も行い松前町の誇れるような企業を知れました。自分が特に気になったのは、放送局や各地方公共機関に水中撮影機材を設計、製作、販売している企業です。「妥協できないプロのために」「無いものを造る」といった理念のもとで、これだけの物が出来るというのは、とても凄いと思って、自分の中で取材してみたいなと強く実感させてくれました。
これから、取材に向けて様々な活動を通して、知識や理解を深めていきたいと感じました。


○5時間目では、なぜ私たちは地域の人に直接話を聞くことが大切なのか、なぜ地域の人に話を聞くのか、を改めて考えることが出来ました。今の時代は、ネットで調べればなんでも出てくると思いますが、直接聞くことで、ひとつの意見だけでなく、たくさんの人の意見を聞けると思います。また、たくさんの人の意見を聞くことによって、一人一人の考えは違うと思うので、色々な考え方ができます。なので直接話を聞くということは、ネットに書いてないことを含めてその人の体験したことなども聞けるので大切だと思いました。6時間目は、松前町の企業について調べました。松前町には、たくさんの企業があることを知りました。その中でも、自分の知らない企業はたくさんあったので、学校の登下校中などに少し意識して気にしてみようと思いました。前期には行けなかった企業も行けるといいです。