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【アクティブ・ラーニング】ICT公開授業研究会with Classi

2019年1月30日 11時51分

立命館守山中学校・高等学校 ICT公開授業研究会withClassi

〇開催日時 11月24日(土曜日)
〇開催場所 立命館守山中学校・高等学校
〇日程
 9時20分 ― 10時10分 公開授業①
10時25分 ― 11時15分 公開授業②
11時30分 ― 12時15分 授業者と語る会(教科別分科会)
12時25分 ― 13時00分 全体会
13時00分 ― 13時45分 昼食・懇談会
14時00分 ― 14時50分 分科会①
15時05分 ― 15時55分 分科会②

 今回の授業研究会は、元々、Classiを導入している学校間でお互いの実践事例を共有し、高め合うことを目的として企画されており、Classi導入にかかわる250名以上の教育関係者が参加していました。公開授業の参観、研究発表への参加だけでなく、講師・参加者の枠を超えて、教育におけるICTやClassiの活用について意見交換し、助言をいただくことができました。

 本校では、生徒一人一人がiPadを持ち、各授業等において日常的に活用しています。それぞれの授業実践では、Classiの動画やwebドリルはもちろん、ロイロノートスクール、Excel、keynote、ポートフォリオ、GoogleEarth、QRコードリーダーなど、さまざまなソフトやアプリが活用されており、生徒たちも日常的に授業でタブレットを利用して学習していることがよく分かりました。公開授業でも、タブレットを使用することを目的とするのではなく、タブレットを使用することで学習のねらいが達成される授業である、ということが感じられました。

 また、通常の授業はもちろん、中学1年生「琵琶湖学習」、研修旅行に向けた中学3年生の「ニュージーランド学習」、高校3年生政治経済の「インターンシップ」、学校設定科目「国際協力」など、さまざまな学習において、主体的に課題設定を行い、研究発表を行っていました。また、全ての授業というわけではないですが、ユネスコスクールとして「持続可能な開発のための教育(ESD)」を推進する本校では、多くの教科学習においてSDGsを意識した教育実践が行われ、世界の諸課題の解決や国際協力、身近な社会のつながりを生徒たち自身が意識する実践が行われていました。学校や授業の中の学習だけにとどまらず、生徒たちが社会とつながっている実感を持ちながら、学習に臨む姿勢が見られました。学園のパンフレットにも書かれている「君が世界の当事者となる」という言葉を、学校の教育活動全てから感じることができました。

 分科会では、多くの学校における教育実践について、教科や進路指導におけるClassiの活用事例やユネスコスクールの取組、Classi体験・相談など、さまざまな報告を聞くことができました。こういった取組を知り、学校を越えて、実践を生かしていくネットワークが構築されることで、新しい取組やこれまでの課題を生かし、時代や社会の変化に応じた教育活動が実現できるのではないかと感じます。ICT環境を整備していくにはまだハードルが多いですが、それらを乗り越えるため、また、それにより実現できる生徒の成長を研究するためにも、教員を中心として取り組んでいけることはまだまだ多くあるのではないかと感じることができた授業研究会でした。