普通科と芸術科の希望する生徒が、2年次から選択できます。
2年次に「教育基礎」(2単位)、「教育探究」(1単位)、3年次「教育研究」を履修するカリキュラムを教員養成コースと本校では認定しています。
普通科と芸術科の希望する生徒が、2年次から選択できます。
2年次に「教育基礎」(2単位)、「教育探究」(1単位)、3年次「教育研究」を履修するカリキュラムを教員養成コースと本校では認定しています。
「教育基礎」は、2年次に週2時間学びます。小学校や幼稚園、保育園、認定こども園などでの観察実習や子どもとのふれあいを通して、経験に基づく豊かな感性とコミュニケーション力を磨きます。加えて、大学や愛媛県総合教育センターなどと連携した出張授業などを通して、幅広い知識を身に付けます。
「教育探究」は、2年次の夏休みや冬休みの長期休業中などに集中的に開講する授業です。地域の小学校や中学校での教育体験や、地域行事などでのボランティア活動など、子どもとふれあう実習中心で学びを深めるとともに、その活動を単位として認定します。
「教育研究」は、3年次に週2時間学びます。中学校や特別支援学校での観察実習や子どもとのふれあいを通して、教育的愛情や責任感に基づく実践的な力を育成します。加えて、一人一人を大切にした支援体制を組み、総合型選抜や学校推薦型選抜の受験の準備を丁寧にサポートします。
松前町、伊予市の教育委員会と連携し、松前町、伊予市の小、中学校で実習を行う約束ができています。実習校には、原則自転車で移動します。
愛媛大学教育学部や愛媛大学教職大学院と連携した出張授業を予定しています。また、愛媛大学教職大学院を修了した現役教員との交流型授業を本校で受けることで、教職の喜びや実際について学びを深めることができます。
愛媛大学教職大学院が実施する「チーム学校スペシャリスト養成講座」への参加も可能ですので、多様な教育関係者と関わりながら、教育について学びを深める機会が充実しています。
一つ目は、教育体験を100時間以上積み重ねたり、現役教員との交流しながら学びを深める講座を受講したりする中で、教えることの楽しさや子どもが成長する喜び、やりがいを体験的に学ぶことができます。
二つ目は、本校の教員養成コースを修了すれば、愛媛大学教育学部の「教員養成コース等特別選考」への受験が可能になります。また、その入試方法で合格し、愛媛大学教育学部での学びを深めたうえで、愛媛県の教員採用試験を受験した場合、加点等の優遇措置を受けることができます。(愛媛大学HPに公表された「文部科学省「地域教員希望枠を活用した教員養成大学・学部の機能強化事業」に採択されました」https://www.ehime-u.ac.jp/tp_20240701_edu/をご覧ください。詳細は、協議中)
三つ目は、愛媛大学教育学部や愛媛大学教職大学院との連携や、教育現場での実習を通して、子どもから大人まで多くの方と交流する機会が多いため、将来へのビジョンやキャリアについて考えを深める機会が充実しています。これらの経験は、総合型選抜や学校推薦型選抜などでの面接等で自己アピールをすることや、自分自身のキャリア形成を図るうえで有効に活用できます。
そんなことはありません。幼稚園や保育園、認定こども園などにも教育、保育体験に行きますので、保育学部への進学もあり得ます。加えて、教育養成コースで習得したコミュニケーション能力や課題解決能力を生かして、経営学部や経済学部など様々な学部に進学して活躍していくことも考えられます。
違います。普通科、芸術科ともに大学共通テストの受験や、大学の一般選抜に対応できるカリキュラムを編成しています。もちろん、総合型選抜や学校推薦型選抜での受験に向けたサポート体制は充実させていますが、大学共通テストや一般選抜への受験にもしっかりと対応しています。
本校は、県立学校振興計画に基づいて、令和8年度より普通科と芸術科に教員養成コースを設置いたします。
地域の小中学校と連携し、愛媛の教育の将来を担う人材育成に取り組みます。
その取組の一環として、10月10日(金)の午後、伊予市立翠小学校にて教育体験実習を実施しました。
将来、教員や保育士など子どもに関わる職業を志望する生徒30名が参加し、子どもたちとの交流や授業補助などを通じて教育現場を学びました。
実習では、
昼休みに校庭で児童と一緒に遊ぶ交流活動
児童ととも運動場の掃除
午後からの授業は、教室で授業観察や指導補助を行う実習
を行いました。
生徒たちは、児童と目線の高さを合わせて話す、名前を呼びながら関わる、学年や性格に応じた接し方を工夫するといった姿が見られました。
また、授業観察では教師の板書の工夫、発問のタイミング、グループ活動の指示の仕方、児童一人一人への支援方法などを細かくメモし、主体的に学ぶ姿勢が印象的でした。
「褒めて伸ばす声かけ」「子どもたちの表情」など、教育現場で見えてくる一つ一つの事象に関心を持つ様子が多く見られました。
参加した生徒の振り返りから、「教員の準備の大切さ」「子どもたちへの声掛けの工夫」「目の前のことだけでなく全体を見る」など、多くの学びがあったことが分かり、大変充実した実習となりました。
この実習を通して、生徒は「子どもと関わる喜び」を実感するとともに、「教育に携わる責任感」などにも触れることができました。
実習を受け入れてくださった翠小学校の先生方、児童の皆さまありがとうございました。
今後も本校では、教職のやりがいや教育の魅力を体験的に学べるカリキュラムを研究し、教育現場での実践的な学びを提供することを通して、愛媛県の教育の即戦力の育成を進めてまいります。
☆☆☆生徒の振り返り☆☆☆
1クラスに複数の学年が一緒に授業を受けていると聞いたので、自分たちが普段受ける授業とどう違うのかを見つけることを目標に立てました。
実際に授業を見て、1つのクラスに2学年混じっていて5,6年生のクラスを担当しましたが、学年によって学ぶ内容も違うにも関わらずどのように授業していくのか疑問に感じていました。教室に入ってみると、前後に黒板があって、先生一人が二つの黒板を使って授業をしているのを見て驚いた。また、大変さも感じた。授業の仕方から自分が受けてきた授業と全然違うと思ったし、どの学校も1学年が1クラスで授業をしていることが当たり前ではないことを改めて感じた。2学年混じっての授業では、先生がどちらかの学年を説明をしてる時に、もう一つの学年は問題集に取り組ませるなど、どちらの学年にも先生の説明待ちの時間がないよう工夫して授業をされていた。
今回の講座を通して授業の仕方を知ることができ、生徒たちとも積極的に話すことができたと思います。生徒と話す時はきちんと顔見て話すことが大切だと思いましたし、当たり前のことですが意外と顔を見て話せてなかった時もあったので、当たり前のことだからと言って無意識にできるわけではないと感じました。今回の実習を通して生徒と上手くかかわることは大切ではあるが、先生側の立場としてでも参加させていただいているので、翠小学校の先生方が児童の見ていないところで準備や片付けをされていることもあるので、先生方が授業以外でどういうことをされているかも知っておくことが大切だと思いました。
今回は先生方の動きについて、あまり注目できていなかったので、次回参加する機会があれば先生の動きを意識し、どのようなことをされているかを発見できるように参加したいと思った。(高3)
今回初めての教育体験実習で、イメージだけでは補えなかった部分がたくさんあり、改善点ばかり見つけました。今日私がうまくできなかったことは、自分の意見を伝えることと、もっと効率よく行える方法を考えていなかったことです。次、また教育実習体験に行けることができたら、その二つを意識して取り組んでいきたいです。そのために、日頃から、周りの意見に共感するだけでなく、よく考えて、自分の意見を持つことを目標として頑張っていきたいです。(高1)