令和6年度「探究学習実践型」モデル校に指定

本校は、令和6年度県立学校振興計画推進事業における「進学指導研究推進プログラム」において、「探究学習実践型」モデル校に指定されました。

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令和6年度 後期探Q 講座一覧

令和6年10月~令和7年3月までの期間、以下の探Q講座から選択し、探究活動に取り組んでいます。

  • NIE~身近な時事問題学習~
  • 地域のリーダーに学ぶリーダーシップとマネジメント
  • 幼児教育・保育系学校への進学に向けて
  • 清掃ライド ~ごみの写真集をつくろう~
  • ドローンの活用
  • 医療人を目指して
  • マーケティングしてみよう
  • 小中学校での出前授業を踏まえた 理科の実験と指導法の研究
  • 生涯スポーツ・運動と健康について
  • 海ゴミゼロ活動
  • カブトムシを育てる ~「指先から伝わる感動」~
  • スポーツを活用したまちづくり
  • 小さなまちの小さなアート
  • 音楽表現探究及びコンサート企画運営探究
  • 書道がつなぐ世界
  • nudge理論から考えた生活改善
  • 国際ボランティアと国際平和
  • グローカルなまちづくり
  • はだか麦プロジェクト
  • Scratch教室を開こう

探Qブログ

【探Q】6月2日「地域のリーダーから学ぶリーダーシップとマネジメント」講座

2020年6月8日 11時51分

 今日の活動は、「商工会へ協力を依頼する準備をしよう」です。

 

 松前町内の企業の方々の御協力があってこその私たちの活動です。そこで、来週、松前町商工会に伺い、私たちの活動を説明して協力を依頼する機会をいただくことになっています。

 その準備をすることが今日のテーマです。

 

 私たちのこれまでの活動の概要や目的、成果、そして商工会に御協力いただきたいことなどを「初めて聞いた人でも分かる」ようにプレゼンテーションを行うことが必要です。「初めて聞いた人でも分かる」ように伝えるために、

・資料を読まない

・丸覚えした文章を読まない

・これまでの学びを生かして具体的に説明をする

 など、いくつかの視点を大切にしながら、プレゼンテーションの内容を考えました。

 

 新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、距離をとったり、合間に手洗いを実施したりしながら、3つのグループに分けて話合いを行いました。もちろん継続して本講座に取り組んでいる生徒だけでなく、今期から取り組む生徒もシャッフルしたグループです。

 お互いに説明し合いながら、「初めて聞いた人でも分かる」ようになっているかを確認している様子や、過去の成果報告書を見直しながらより分かりやすい具体例を探したり、商工会に協力を依頼したい点を自分の言葉で説明できるように整理したりする様子を見ることができました。

 

 ただ、生徒の振り返りを読む中で、まだまだ伝えたいことをすべて伝えることができていないなと授業者として反省した部分もあります。「暗記はダメ」とは伝えましたが、「文書(原稿)を作らない」とは伝えていません。きちんと伝えたつもりでも、伝わらないことがあることを踏まえて、教員側も「伝える力」を磨いていく必要があると思いました。これからも探Qをとおして、生徒も教員も成長し続けていきたいと思います。

 

 地域の企業の方々の御協力があっての私たちの活動です。心から説明し、私たちの活動に支援いただけるよう準備します。

 

【生徒の振り返り】

○今回講座の概要や目的課題などを自分たちで考えました。今までに何を取り組んだのか、その経験からどのような成果が出てどのような課題が見つかったかなど、改めて考えを整理することができました。また、自分は今まで人に伝える時、面接をするときなど、文を全て暗記したりしてしまっていました。しかし先生のお話を聞いて、自分の頭の中で文を思い描くのではなく、図を思い浮かべて相手に自分の伝えたいことを、伝えることが大事なのだとわかりました。自分の頭の中に沢山の情報を入れ、それぞれの話に合わせてどの情報が必要なのかを判断して発言したいです。なので日頃から見たり聞いたりして沢山の情報を頭に記憶していきたいです。

 

○私たちのグループは、講座の目的のプレゼンの計画を立てていたんですが、思っていたよりも凄く大変で、難しかったです。自分が思っていたプレゼンは、原稿どおりに読み進めていく、というイメージでした。ですが今回の活動で先生の話を聞き、あらかじめイメージをしっかり自分の頭の中に描いておき、そこから自分の言葉で伝えることが大切だとわかりました。 

 

○今回は、来週伺う松前町商工会の方々へ伝えることについての計画を立て、まとめをしました。私はこの講座の3つの目的を昨期までの資料を元に、どうすればうまく伝えることができるか考えました。1番難しいと感じたのは、「文書をつくらない」ということです。先生からのアドバイスを頂いて、最後にこういう形に持っていきたい、そのためにはどういう例をあげればいい、とポイントをいくつかあげることで話を繋げられるようにしました。文を考えて覚えてそれを言うというのも時には必要かもしれないけれど、今回のように誰かに何かを知ってもらう、分かってもらうといった場面では、暗記じゃない心からの言葉が必要だと思いました。来週、うまく伝えることができるか分かりませんが、自分なりに言葉を紡いでいきたいと思います。 

 

○今日はグループになり、来週松前町商工会に行きどんなことを聞きたいかなどを自分たちで考え計画を立てました。私は、聞きたいことが1つしか出ませんでしたが、同じ班の先輩達が進んで沢山の意見を出してくださり、そういう視点で考える事もいいななどとても勉強になることばかりでした。また、私のこの講座に入った理由の1つでもある広い視野で物事を考えられるようになりたいという目標が達成でき、今回もまた少し成長できたかなと思います。他の意見、考えを聞くことによって、自分が気づいていなかったことに気づくことができ、新たな考えも発見することができるので、グループ活動などの良さを実感しました。この探Qの時間を大切に、先輩や周りの人に沢山学びながら成長していきたいと思います。

 

○今回は、来週、松前町商工会にご協力いただくためのプレゼンの役割決めをしました。私は課題(求めているもの)についてプレゼンする班になりました。今まで学んできたことをそれぞれ振り返り、どんな課題があったか話し合いました。前回の活動でリーダーシップとマネジメントについて書き出したとき、リーダーシップについては沢山出てきたけど、マネジメントについてはあまり出てこずまだまだ知らないことがあると感じました。なので、まずマネジメントについてもっと聞ける企業があるかという意見がでました。他にも女性の社長さんに話が聞けるか、社長さんではなく社員さんに話が聞ける企業があるのか、今までの活動で食品の企業が多かったので、食品以外の企業はなにで地域貢献をしているのか、など、沢山の意見がでました。来週は松前町商工会へ行って自分たち自身でプレゼンしなくてはいけないので、しっかり準備して、臨みたいと思います。いい経験になると思うので積極的に参加したいです。

 

○インタビューをするにあたってその本題にいくまでの成果がないと本題に持っていくことが難しいことがわかりました。その時の相手の答え方によって、瞬時に応答しないといけないので、臨機応変にしないといけないと思いました。そして、自分が言いたいことや質問は、自分の中では理解できても、それが相手に必ず伝わるとは限らないことがわかりました。こういう場面で、対応しきれるような人になりたいです。

 

○今回は次週に松前町商工会に行き、今後の活動の協力を要請するために、今までにやって来たことをいかに上手く説明するかを考えました。前回やったベン図やダイヤモンドランキングが参考となって、喋ることを考えたのですが、練習(今回)の時は考えられていても、いざ本番でプレゼンってなった時に緊張で喋りたいことを上手く喋れなくなる可能性があると感じたので、沢山話すことを覚えておいて、いざという時に相手に上手く伝わるようにしていきたいと感じました。また、自分では理解出来ている文章でも別の人が聞いた時に理解されないことも考えて文章を構成していかないといけないと思いました。これは、報告書や文書を作る時にも有用な考え方なので、十分に確認していきたいと思いました。